『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でアカデミー賞に輝いたマリオン・コティヤール、同賞3度ノミネートを誇る『ザ・マスター』のホアキン・フェニックス、2度ノミネートを飾る『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー ─2013年のカンヌ国際映画祭は、オスカーの名誉をかけた実力派俳優による迫真の競演に圧倒された。
監督は、デビュー作『リトル・オデッサ』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を獲得、
その後の全監督作がカンヌのコンペティション部門に選ばれたジェームズ・グレイ。
撮影は『ミッドナイト・イン・パリ』のダリウス・コンジ。
マリオンの放つ美に圧倒されたグレイ監督が、彼女のために書き下ろした本作。
マリオンのキャリア史上、群を抜いて美しく、幸薄く、けれどたくましいヒロインの名
はエヴァ。幸せを求め移住したアメリカで、すべての夢を打ち砕かれ娼婦に身を落
としながらも、懸命に生きようとする。過酷な運命に翻弄される女性を演じれば敵
う者はないマリオンにカンヌも泣いた感動作が、ついに日本に登場する─!